間食の食べ方を見直しましょう
~間食の食べ過ぎはどうしてよくないのでしょうか?~

 栄養バランスが乱れやすい

体調への影響が心配
「お菓子が食事代わり」
「お菓子を食べた分、食事を減らす」

食事からとるたんぱく質やビタミン類、ミネラル類、食物繊維などの栄養素が不足すると、疲れやすい、風邪をひきやすい、肌があれる、便秘気味になるなど、さまざまな体調不良の原因になります。
エネルギーの過剰摂取につながる

体脂肪の蓄積が心配
食事に加えて、間食を食べ過ぎると1日の中でエネルギーの過剰摂取となり体脂肪が蓄積されやすくなります。
糖質の過剰摂取になりやすい

生活習慣病が心配
糖質の過剰摂取は血糖のコントロールを乱れやすくします。
また中性脂肪が合成されやすくなり、肥満や脂質異常症の原因にもなります。 
~間食の食べ過ぎを防ぐ工夫~
買い方の工夫
 ①小包装のものを購入する
 ②1回に食べる分だけ購入する
  家に買い置きをしない
 ③購入するときだけお店による
  特に買うものがないときに、お店によらない
 ④食後、お腹が満たされている時に買い物に行く
 食べ方の工夫
 リラックスした気分で楽しみましょう
間食は家族や友人とのコミュニケーションや、ちょっと一息つきたいときのリフレッシュにも役立ちます。
・会話を楽しみながら食べる…一人で食べない
・好きな香りのお茶を添える
 場所や時間を決めて食べる
テレビを見ながら、仕事をしながらなどの「ながら食い」は食べ過ぎの原因になります。
 1回に食べる量をお皿に出して食べる
袋のまま食べると、「気が付いたら全部食べていた」ということにもなりかねません。 
~食べる時間と量に注意~
▼STEP1  食べる「時間」を見直しましょう!
 夕方以降は食べない   食事の後にダラダラ食べない 
 ★間食は午後4時ごろまで

夕方以降は、その後に消費するエネルギーが少ないので、体脂肪として蓄積されやすくなります。
   ★間食は食後3時間ほど空けて食べる
 ★時間を決めて食べる

食後すぐに間食をとると、食後の血糖値が下がらないまま再び上昇することになり、血糖のコントロールを乱すだけでなく、体脂肪も蓄積されやすくなります。
▼STEP2  食べる「量」を見直しましょう! 
 1日200kcal以下を目安とする   栄養成分表示を確認しましょう 
夕方から夜にかけて生活の中で消費するエネルギーは約200kcal程度です。
消費するエネルギー以上に食べてしまうと、体脂肪として蓄積されやすくなります。
加工食品は栄養成分表示を確認して、食べる量を決めましょう。
*注意
「1袋あたり」や「1個あたり」など、いろいろな単位で記載されています。
 栄養成分表示(例)

 1袋あたり
 エネルギー 104kcal
 たんぱく質 1.7g
 脂質     4.5g
 炭水化物  14.1g
 ナトリウム  55mg
 ▼STEP3  「選び方」を見直しましょう!
脂肪の多い食品は控える   食事の一部と考えて選ぶ 
★低脂肪の和菓子がおすすめ!

脂肪が多いほど高エネルギーになります。
洋菓子より脂肪の少ない和菓子がおすすめです。
洋菓子を食べる場合は、特に量に注意しましょう。

 量に注意! おすすめ! 
 洋菓子・スナック菓子
・カップ麺など
和菓子類 
高脂肪で高カロリー 低脂肪で低カロリー 
・ケーキ・ドーナッツ・チョコレート・ポテトチップス・クッキー・菓子パン・カップラーメン・焼きそば など 水ようかん・串団子・まんじゅう・煎餅・大福 など
  ★果物・乳製品・芋などがおすすめ!

食事の栄養バランスが乱れがちな人は、ビタミンやミネラルを補える食品を選びましょう。

・バナナ  ・みかん ・ドライフルーツ
・ヨーグルト  ・チーズ  ・焼き芋
・甘栗  など