血糖値、ちょっと高めじゃありませんか?
 ①  太っているとよく言われる・・・  ④  よく清涼飲料水を飲む
 ②  チョコレートやケーキが大好きだ・・・  ⑤  毎晩晩酌をしている
 ③  野菜や海藻が苦手だ・・・  ⑥  運動不足だ
 生活習慣を改善して 糖尿病を防ぐ!
 ① 肥満に注意! 
脂肪が蓄積するとインスリンが十分に作用しない「インスリン抵抗性」という状態を招きます。
するとブドウ糖がうまく利用されなくなり、血糖値が上昇してしまします。
特に腹部肥満(腹囲が、男性85cm以上、女性90cm以上)の人に悪影響が強いといわれています。
 インスリンの働きって?  正常な人のインスリンの働き
 膵臓から分泌されるホルモンで、
血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込む働きをします。
 食事でとった糖質➡ブドウ糖に分解・吸収され血液中に入り➡肝臓に運ばれます。
 同時にすぐにすい臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖を肝臓に取り込みます。
・肝臓を通り抜けたブドウ糖➡インスリンによって筋肉に取り込まれる➡エネルギーとなる
・余ったブドウ糖➡脂肪組織に蓄えられる。
 ●糖尿病ってどんな状態?
 インスリン分泌障害
分泌されるインスリンの量が少ないか、
タイミングが遅いため血糖値が高くなるタイプです。
 インスリン作用障害
肥満によって増えた脂肪細胞から、インスリンの働きを悪くする物質が分泌されるため、肝臓や筋肉、脂肪へブドウ糖が取り込まれにくくなり、血糖値が高くなるタイプです。
 糖尿病は、血液に含まれるブドウ糖(血糖)の量が多い状態をいいます。

生活習慣の乱れから血糖値が高くなる場合は
「インスリン分泌障害」と「インスリン作用障害」の2つの原因があげられます。
 ② 〈 甘いものに注意! 〉
 ケーキやチョコレートに含まれる糖質は、血糖値を急激に上げるため、ほどほどにしましょう。
 ③  〈食物繊維は血糖値の上昇を抑えます〉
「野菜」や「海藻」などに多く含まれる食物繊維には、血糖値の上昇を抑える働きがありますので、積極的にとるようにしましよう。
    食物繊維は 1日・17~20g が目標摂取量です。
 ④  〈水分補給は水かお茶で〉
清涼飲料水は糖質が多く含まれているので、できるだけ取らないようにしましょう。
 *注意 ただし、夏の暑い日には体内の塩分も失われてしまうので、
          熱中症を予防するためにもスポーツ飲料などを適度に利用しましょう。
 ⑤  〈アルコールのとり過ぎに注意〉
アルコールは中性脂肪を増やし肥満を招きます。
また、食欲増進効果もあるので食べすぎを促します。適量を守りましょう。
  *週に2日は休肝日をもうけましょう

         *それぞれの1日の目安量*
 日本酒  ビール  焼酎(25度) ウイスキー  ワイン 
 1合 
(180ml)
 ロング缶1本
(500ml)
 110ml  ダブル1杯
(60ml)
 220ml
 ⑥  〈定期的に運動をしましょう〉
ウオーキングなどの有酸素運動を行うと、筋肉などで取り込まれるブドウ糖の量が増え、血糖値が改善されます。