骨粗しょう症とは

 骨粗しょう症(骨粗鬆症)とは、骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。しかも、骨全体が弱まって骨折してしまうため、折れてしまった骨が元に戻るまでに、時間がかかるようになってしまいます。
また、骨折が原因で日常生活行動(ADL)の低下、さらには寝たきりになってしまうことが大きな問題となっています。

 女性は、ホルモンのバランスが大きく変化する閉経後、骨の量が急激に減るため、骨粗しょう症になる人の割合が高くなります。
 男性は、女性に比べると、骨粗しょう症になる人の割合は低いですが、加齢と共に腸管からのカルシウム吸収が低下するため、70歳を過ぎると骨粗しょう症になる人の割合が高くなります。 
                                                       

               【予防のための食生活の工夫】      
1日3度の食事を欠かさない
  必須栄養素を充足するためにも3度の食事は大切です
無謀なダイエットはしない
 やせすぎると骨量も低下します。
牛乳、チーズ、ヨーグルト、豆腐から1日2品は食べる
  800mg/日を摂るためには、これらの食品は必要です。 
スキムミルクの利用
  スキムミルクは効率よくカルシウムを摂取できる食品です。上手に利用しましょう。
緑黄色野菜をたっぷりと
  緑黄色野菜にもカルシウムが多く含まれています。
酢で魚などの骨を軟らかく
  魚などの骨は酢で調理すると軟らかくなり、また吸収率も高まります。
嗜好品の摂りすぎには要注意
  タバコ、コーヒーなどの嗜好品の摂りすぎは要注意です。