災害時に役立つ パッククッキング
パッククッキングとは、ポリ袋に食材を入れて、湯煎で火を通す調理法です
 【パッククッキングの特徴
 水を節約できる
 配膳の手間が楽になる
 複数料理の同時調理が可能
 必要な量だけ作れる
 日常で使う道具と材料でできる
 【パッククッキングの道具】
  ● カッセトコンロ+ガスボンベ 
  ● 鍋1個+皿1枚+水 
  ● ポリ袋(高密度ポリエチレン製、半透明、食品用)ポイント!
 【パッククッキングのポイント!】
  ◆ポリ袋のしばり方
   空気を抜き、端をきつくしばり、薄く平らにする。  
 
  ◆ポリ袋に入れる量
   多くても、一袋で2人分の量まで。
  ◆なべ底に皿を1枚入れる
   ポリ袋を鍋肌につけないように、皿の上にのせる。
  ◆鍋のふたは少しずらしておく
   ふたをしないと、焼く15%のエネルギーロスに。
  ◆火力の強さ
   火力は、始めは強火で沸騰後弱火に。

パッククッキング レシピ 
 【ご は ん】

【材料 (2人分)】
 ・米  1カップ
 ・水  1.2カップ 

    
  【作り方】
米を水に30分浸漬させる。
①と水をポリ袋に入れてしばり、沸騰した鍋に皿を1枚入れてその上に米と水の入ったポリ袋をのせ、吹きこぼれないように火力を調整しながら30分湯煎する。
米と一緒に焼き鳥の缶詰を入れて湯煎すると、「鳥めし」になります。
 【あんパンがゆ】

 【材料】
 ・あんぱん  1個
 ・牛乳  あんぱんと同量
          (重さで)
 【作り方】
ポリ袋にあんぱんと牛乳を入れ、袋の上から軽くもむ。
①のポリ袋をしばり、5~10分湯煎する。
 やさしい甘さで、離乳食にも!good!
 【インスタントラーメン
       
(汁のない)

 【材料】
 ・乾麺   1/2袋
 ・水    1/2カップ  
 ・ラーメンスープ  少量
 ・残っている野菜  適量
 【作り方】
乾麺と野菜、水をポリ袋に入れてしばり、10分ほど湯煎する。
出来上がりに、ラーメンについているスープを少量入れ、よく混ぜる。
ラーメンスープは、液体でも粉末でも作れます。 
スープを少量にするのがポイントです。
スープを全部入れると、水が少ない分、味が濃くなります。
塩分を取りすぎると、飲み水も多く必要となり、その分トイレも近くなります。
 災害時は、水はとても貴重です。 有効に使うようにしましょう。