脂質の乱れは生活習慣の乱れ!

生活習慣を改善して脂質をコントロール
①外食では必ず肉を注文してしまう

 ●肉ばかりがどうしていけない?
②チョコやケーキ、アイスクリームが大好き

 ●甘いものの取りすぎに注意!
コレステロールは肝臓で合成されます。
肉の油身にはこの合成を上げる「飽和脂肪酸」が多く含まれています。
LDLコレステロールを上げないためにも、出来るだけ主菜は魚か大豆製品を選ぶようにしましょう。
チョコレートや卵やバターを多く使ったお菓子、アイスクリームなどはLDLコレステロールを上げてしまいます。 
③最近野菜を食べる機会が少ない

 ●野菜をたくさんとりましょう
④どうしても魚が苦手

 ●なぜ魚? 
野菜や海藻、きのこ類などに多く含まれる食物繊維にはコレステロールの吸収を弱める働きがあります
また野菜や果物、大豆製品はコレステロールが酸化するのを防ぎます。
イワシ・さんま・サバ・マグロなどの青背の魚が良いでしょう。
これらの魚の脂肪に多く含くまれているEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサエキサエン酸)は、LDLコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
 ★コレステロールを下げる食品って?
   ・青背の魚・・・・・マグロ、さんま、イワシ、サバ 等
   ・植物性油
   ・大豆製品・・・・・豆腐、納豆、おからなど 
   ・野菜、果物、海藻
⑤毎晩晩酌している

 ●アルコールは節度を持って・・・
⑥運動不足で肥満気味

 ●毎日の生活に運動を! 
適度なアルコールはHDLコレステロールを増やす働きがありますが、過剰な摂取は中性脂肪の合成を高めるために肥満を招きます。 ウオーキングなどの有酸素運動は内臓脂肪を燃焼させ、肥満の解消に最適です。
1日30分以上の運動を週に3回程度行いましょう。 
 ★アルコールの目安量は?
    週に2回は休肝日をもうけましょう
1日の目安量    
日本酒 ビール 焼酎
(25度)
ウイスキー ワイン
1合
(180ml) 
ロング缶1本
(500ml) 
0.6号
(120ml)
ダブル1杯
(60ml)
2杯
(240ml)
 ★喫煙は影響しない?

    タバコはHDLコレステロールを減少させます。
    禁煙が必要です
                 
血液中の脂質のバランスの乱れ 「脂質異常症」  
 「脂質異常症」は血液中のLDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪のバランスが乱れた状態のことを言います。
この状態では
コレステロールが血管壁にたまりやすくなり、動脈硬化を招きやすくなります。
動脈硬化になるとさらに「狭心症」や「心筋梗塞」「脳梗塞」を引き起こしやすくなります。 
 LDL(悪玉)
コレステロール
血管を通って全身にコレステロールを運びますが、増え過ぎると血管壁に塊を作り、動脈硬化を促します。
 HDL(善玉)
コレステロール
血管壁にたまったコレステロールを肝臓に運び、動脈硬化から血管を守る働きをします。
 中性脂肪  数値が高いと血液を固まりやすくさせるなど、動脈硬化を促します。
生活習慣の乱れ

脂質異常症

動脈硬化

・狭心症 ・心筋梗塞 ・脳梗塞