災害への備え いざという時のために |
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災害時には、水道・電気・ガスといったライフラインが止まること等により様々な生活に支障がでます。 特に、生命にかかわる食品や飲料水については、日頃から適切な備えをしましょう。 又、限られた食品や資源をもとに食事がつくれる等、非常時にも対応できる力を身に付けておくことが大切です。 いざという時のために、3日分程度の食品、飲料水の備えをしましょう。 家族の人数や構成に応じて、避難袋に入れる持ち出し用、長期にわたる災害の対応のために家に備蓄するものに分けて用意しておきましょう。 |
災害時にすぐに持ち出せるように避難袋に入れておく食品などの例 (持って避難する食料・・・1日分) |
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食品(1人当たり1日分の食品) | 食品以外のもの |
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日頃から長期保存が可能な食品を買い置きし、非常時に役立てましょう | ||||
どんなものが家にあるか、確認してみよう! 買い置きしたい食品の例 | ||||
主食 | 主采 | 副采 | 飲料 | その他 |
・米(無洗米が便利) ・レトルトの白飯 ・もち(真空パック) ・カンパン ・コーンフレーク ・即席めん ・カップ麺 ・そうめん ・うどん ・そば ・芋類 |
・缶詰 ツナ缶 コンビーフ オイルサーディン 大和煮 大豆水煮 カレー、シチュー ・レトルト食品 カレー、シチュー |
・即席汁もの ・乾燥野菜 ・のり ・干ししいたけ ・乾燥わかめ ・根菜類 |
・水(ペットボトル) ・お茶(ペットボトル) ・ティーバック ・果汁ジュース ・野菜ジュース ・スキムミルク ・ロングライフ牛乳 |
・あめ ・キャラメル ・チョコレート ・はちみつ ・梅干し ・氷砂糖 ・ビスケット ・ドライフルーツ |
家族の状況にあった食品を選び、備えておきましょう | |
家族に、乳幼児、高齢者の方、食物アレルギーや慢性疾患のある方(食事療法をしている方)などがいる場合には、家族の状況にあった食品を選びましょう。 | |
乳幼児がいる場合 | 高齢者がいる場合 |
●災害時には体調の変化があり、母乳が出にくくなる場合もあります。 粉ミルクや哺乳瓶、乳首等も用意しておきましょう。 ●乳幼児は脱水症状になりやすいので水は必ず用意しましょう。 ●食物アレルギーの乳幼児がいる場合は、アレルギー食品を普段から余分に買っておくようにしましょう。 |
●そしゃく困難な方がいる場合は、柔らかくて食べやすい食品を用意しましょう。 ●のどの渇きを感じにくいため、脱水症状になりやすくなっています。 水は必ず用意しましょう。 ●災害のストレス等から食欲が低下して、食事量が少なくな場合があります。 低栄養に注意しましょう。 |
買い置きした食品は、サイクル保存しましょう | |
買い置きした食品は、賞味期限を確認し、日頃の食生活で利用しながら、サイクル保存しましょう。 | |
食品を備蓄する場合に、長期保存できる食料を定期的にチェックし、無駄がないように賞味期限が切れる前に普段の食事で消費し、買い置きしましょう。 | <サイクル保存とは> ![]() |
調理器具や食器も備えておきましょう | |
ライフラインが止まることを想定し、 熱源・調理器具・食器等も備えておきましょう |
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カセットコンロ ガスボンベも忘れずに。 (1本で約90分使用できます) |
固形燃料 空き缶やアルミホイル等を使った 簡易コンロを利用する場合に役に立ちます。 |
衛生面にも気をつけよう。 |
・食事の準備、又は食事をする前には、ウェットティッシュなどで手を拭きましょう。 ・おにぎりは素手で扱わずに、ラップでにぎりましょう。 ・ボウルや皿などは、できるだけ汚さないよう工夫しましょう。 ・生水は飲まないようにしましょう。 ・食べ物は加熱して食べましょう。電気が復旧したら熱いお湯や電子レンジで加熱しましょう。 |
「災害時の食に備える」(兵庫県健康福祉部)を参考に作成 |