時間栄養学で見直す食生活 |
1日3食「いつ」食べる? 「どう」食べる? |
「朝が苦手」、「午前中は集中できない」、「メタボが気になってきた」、「よく眠れない」・・・ こうした体調不良は、食べる「時間」に問題があるのかもしれません。 食べる時間を考えれば、体調は整えられる! 今注目を集める時間栄養学から見た食生活のポイントをご紹介します。 |
体内時計の視点から食や栄養を考える時間栄養学 | ||||||
「何を」、「どれだけ」食べるかという従来の栄養学に、 体内時計の働きに基づいて 「いつ」、「どのように」食べるかの視点を加えた学問が、時間栄養学です。
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私達の体内時計は、毎朝、朝の光と朝食でリセットされます。 ・朝食をとらない・・・体が目覚めない・脳も栄養不足➔ 仕事の効率が落ちる・記憶力の低下・成績が悪くなる。 ・1.75倍も肥満になりやすいとの調査結果も報告されています。 ・朝食をしっかりとると・・・ *太りにくい *体内時計が整い朝型になる *脳が活性化し、仕事の効率や成績がアップ |
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体内時計の働きで・・・夕食の時間帯に食べたものを体に脂肪として蓄えるようになっています。 夕食の量が多い人・・・太りやすく、体内時計が乱れ夜型になりがち 理想は、「朝4:昼3:夜3」です 夕食の量を減らすのが難しければ、せめて昼食と同程度の朝食をしっかり食べましょう。 |
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・1日のうち寝ている時間も含めて何も口にしない時間(絶食)が一定以上ある、 メリハリのある食生活を送ることも大切です。 ・絶食時間を長くすると、太りにくくなりぐっすり眠れる。 できるだけ絶食時間を12時間は確保したいものです。 ±2時間までは許容範囲です。 ・夕食が遅くなる時は、理想の夕食時間におにぎりやパンなどの主食を取っておき、 帰宅後に主菜や副菜(肉、魚、野菜など)をとるようにすると良い。 夕食を分けて取ることで、体内時計も乱れにくくなる。
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・筋肉をつける目的で、夕食に積極的に肉をとる人がいますが、 夕食にだけ大量のたんぱく質をとっても効果がない、との研究結果があります。 夕食と同等に朝もしっかりたんぱく質をとるとよいでしょう。 ・筋肉を意識する場合は、朝食時に、 骨を意識する場合は、夕食時に、 乳製品や大豆製品をとると効果的です。 |
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①休日も平日と同じ時間に起きる ②毎日朝食をしっかりとり、体内時計をリセットする ③休日前も夜更かししない ・平日は朝型だけど、週末は夜型生活。 そういう人は、基本的に夜型。 週末の朝寝坊がかえって体内時計を乱し、体調不良を招く場合があるので要注意! ・夜型は、午前中に集中できないなど、時差ボケのような状態(社会的時差ボケ)になりがちで、 試験や会議で力を発揮できない場合もあります。 ・真の朝型を目指しましょう。 ・夜間、スマフォやテレビなどのブルーライトを浴びると体内時計を乱すことになります。 |
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・食事は、体内時計を整えるための重要なカギです。 例えば、時差ボケは体内時計の乱れから生じますが、機内食の食べ方で、 ある程度は予防することができます。 ポイント・・・機内での食事の時間を目的地時間に合わせる事。 機内食が出ても、目的地時間で深夜に当たる場合は、食べずに置きましょう。 目的地で朝食に当たる機内食からは、きちんと食べます。 ・シフトワーク勤務の場合も体内時計が乱れ体調を崩しがちです。 何時であっても、その日の最初の食事を「朝食」と位置付けて食生活を組み立てることで、 体内時計がリセットされ体の負担を減らすことができます。 |