脂質異常症とは
脂質異常は血液中のLDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、
中性脂肪のバランスが乱れた状態。
 
 
 コレステロールが血管壁にたまりやすく、動脈硬化を招く
 
 狭心症 ・ 心筋梗塞 ・ 脳梗塞
 LDL(悪玉)
コレステロール
血液を通って全身に コレステロールを運びますが、増えすぎると血管壁に塊を作り、動脈硬化を促します。
 HDL(善玉)
コレステロール
 血管壁にたまったコレステロールを肝臓に運び、動脈硬化から血管を守る役割を果たします。
 中性脂肪  数値が高いと血液を固まりやすくさせるなど、動脈硬化を促します。
 健康寿命の延伸に向けて健康づくりに取り組もう!
 油の種類に気を付けて!
   ・必須脂肪酸の多い 青背の魚を2日に1度 75g程度食べよう!
   ・洋菓子等に気を付けて!
       飽和脂肪酸やトランス脂肪酸がいっぱい!  片手の半分に!
   ・油でとるエネルギーは総エネルギーの30%以下に! 
 脂質の乱れは生活習慣の乱れ! が原因
 あなたの生活習慣の乱れは何ですか?
 ①  外食では必ず肉を注文してしまう・・・  
 ②  チョコやケーキ、アイスクリームが大好き・・・  
 ③  最近、野菜を食べる機会が少ない・・・  
 ④  どうしても魚が苦手・・・  
 ⑤  毎晩晩酌している・・・  
 ⑥  運動不足で肥満気味・・・  
 生活習慣を改善して 脂質をコントロール!
 ① 肉ばかりがどうしいけない?
 コレステロールは肝臓で合成されます。
肉の油身にはこの合成を上げる「飽和脂肪酸」が多く含まれています。
LDLコレステロールを上げなためにも、できるだけ主菜は魚か大豆製品を選ぶようにしましょう。



★コレステロールを下げる食品って?★

    
●青背の魚
      マグロ     さんま
      いわし     サバ

   ●植物油

   ●大豆製品
      豆腐    納豆

   ●野菜  ●果物  ●海藻
 ② 甘いもののとり過ぎに注意!
 チョコレートや卵やバターを多く使ったお菓子、アイスクリームなどはLDLコレステロールをあげてしまいます。
 ③ 野菜をたくさんとりましょう
 野菜や海草、きのこ類などに多く含まれている食物繊維には、コレステロールの吸収を弱める働きがあります。
野菜や果物、大豆製品にはコレステロールが酸化するのを防ぎます。
 ④ なぜ魚?
 イワシ・さんま・サバ・マグロなど青背の魚が良いでしょう。
これらの魚の脂肪に多く含まれているEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、LDLコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
   ★喫煙は影響しない?★

たばこは、HDLコレステロールを減少させます。
禁煙が必要です。
 ⑤ アルコールは節度を持って・・
  適度なアルコールはHDLコレステロールを増やす働きがありますが、過剰な摂取は中性脂肪の合成を高めるために肥満を招きます。
   ★アルコールの目安は?★

それぞれの 1日の目安量です。
さらに週に 2回は休肝日を設けましょう。 
 日本酒  1合 (180ml)
 ビール ロング缶1本(500ml) 
 焼酎(25度) 0.6合(120ml) 
 ウイスキー ダブル1杯(60ml) 
 ワイン 2杯 (240ml) 
 ⑥ 毎日の生活に運動を!
 ウォーキングなどの有酸素運動は内臓脂肪を燃焼させ、肥満の解消に最適です。
1日30分以上の運動を週に3回程度行いましょう。