夕食を低カロリーに抑える工夫
~遅い時間にとる食事のポイント~
 遅い時間にとる食事の一番の問題は、太りやすいということです。
人間の体は、昼間はエネルギーを消費するように働き、夜は翌日の活力を蓄えるために、エネルギー源である脂肪を溜め込むように働きます。
従って、遅い時間の食事や、夕食の食べすぎは太りやすいといえます。
また、体脂肪を減らしたいと思う場合は、3食の中でも夕食の量を減らすのが最も効果的です。
夕食が21時以降になる場合や、減量を考えている人は夕食を500kcal程度に抑えましょう。
 500kcalの食卓例
 自宅で食べる場合  ・調理の油を控えましょう。
 ・野菜をたっぷり添えましょう。 
 合計 478kcal
 主菜 副菜  副菜  主食 
鮭ときのこのホイル焼き
166kcal 
ほうれんそうのおひたし
18kcal 
野菜たっぷりみそ汁
42kcal 
ごはん(150g)
252kcal 
 購入して食べる場合  ・弁当類は高カロリーなので、単品で組み合わせましょう。
 ・主食をおにぎりにすると、塩分が過剰になりやすいので
  白飯を添えましょう。 
 合計 459kcal
 主菜 副菜  副菜  主食 
 冷ややっこ
99kcal
ほうれん草のゴマ和え
76kcal 
筑前煮
129kcal 
ごはん(100g)
155kcal 
*栄養成分表示でカロリーを確認しましょう 
500kcalに抑える献立のポイント

5つのポイントを抑えて夕食を低カロリーに抑えましょう 
 ポイント① 主菜  ポイント② 副菜
   ~主菜は1皿~

・肉-低脂肪の肉を80g以下
     (鶏肉-ささ身・むね皮なし)
     (豚肉・牛肉-もも・ヒレ・赤身ひき肉)
・魚-低脂肪の魚を80g以下
     (白身魚・イカ・ホタテなど)
    高脂肪の魚の場合は50g程度
     (いわし・さばなどの青魚)
・大豆製品-納豆1パック
        豆腐1/2丁
・卵-1個
   ~野菜料理は2皿以上~

野菜・きのこ・海藻などをたっぷり使って食卓にボリュームをだしましょう
            
         
 ポイント③ ごはん(主食)    ポイント④ 油脂
   ~150以下~

  茶碗に軽く1杯

               
 ~油脂(油・バター・ラード)は小さじ1杯まで~

蒸す・焼く・煮るなどできるだけ油脂を使わない料理にしましょう。
サラダにはマヨネーズやドレッシングは使わず、ノンオイルのドレッシングを使いましょう。
 ポイント⑤ アルコール   
  ~適量を守る~

・日本酒1合 ・焼酎1/2合 ・ビール500ml
・ウイスキーダブル1杯 ・ワイン2杯  まで

  ~飲んだらご飯は食べない~
 ● 早食いや食べすぎを防ぐ工夫 ●

     空腹で食べる食事は早食いになりがちで、食べ過ぎてしまうことがあります。
 * 汁物やお茶などを先にとり、まず水分でおなかを落ち着ける。
 * 大皿盛りはやめて、一人分ずつ盛り付ける。
 * どんぶり物やカレーなどの1皿料理より、定食スタイルで皿数の多い食卓にする。
 * 出来るだけ会話を楽しみながら、リラックスした気分で食べる。